ここ数年で見てもゴルフボールはかなり進化した。
現在、ツアーで活躍している全ての選手が
マルチレイヤーのソリッドコアというタイプの
ボールを使用しているはずだ。
ここ数年の飛距離は、ほぼ横ばいであるが
1993年から 2003年の 10年間で、プロのドライバーの
飛距離は 30ヤード近く伸びている。
さて、ゴルフボールは、初め羽毛を皮で
包んだ手作りのものが使用されていた。
その後、1848年にガッタ
(Gatta または Gutti とも言われる) という量産できる
ボールが現れたことが、ゴルフの発展を
大きく促したと考えられている。
初めは表面がスムースであったものが、
後にキズを付けるとより飛ぶことが判明し、
メッシュの付いたものや表面に小さないぼいぼ状の
突起がついたボールなどが普及した。
さらに 1898年にはゴムのボールが
始めて使われるようになり、
1901年に Haskell rubber-core ball という
ボールが出現し、ゴルフを大きく変えていった。
当時のボールの表面には、
いぼいぼ状の突起が施されていた。
現在のボールのようにディンプルが
使われるようになったのは 1908年からと言われている。
そして 1930年に 始めてゴルフボールの規格が
全英ゴルフ協会によって確立された。
現在のゴルフボールの規格は重量が
45.93 g (1.620 ounce) 以下、
直径は 4.27 cm (1.680") 以下となっている。